しのぎを削る次世代DVD戦争!
これくる!では、ずっと追いかけている次世代DVD戦争。
読者のみなさんもご存知の通り、ブルーレイ・ディスク VS HD DVDの新規格の主導権争いのことです。
メーカー的に見てみると、ブルーレイ・ディスク陣営は、松下電器産業、ソニー、シャープ、ヒューレット・パッカードなど。
一方、HD DVD陣営には、東芝、NEC、三洋電機、マイクロソフト、IBMなどが名を列ねています。
その両陣営による激烈な主導権争いを、かつてビデオで起こったVHS・
ベータ戦争にならい、次世代DVD戦争という言葉で表現することが一般化しています。
はたして、今回の次世代メディアを巡る戦い、どちらが勝つのか目が離せない状況となっています。

次世代DVDの必要性。
そもそも、DVDレコーダーが本格的に普及し始めたばかりだと言うのに、なぜもう次世代メディア(ディスク)に注目するのかと言うと、現行DVDでは記録容量が少ないために、地上デジタル放送などの高画質番組が高画質のまま録画できないという致命的な問題があるのです。従って、せっかくの高画質ハイビジョン放送を高画質のまま録画するためには、記録容量の多いメディアが不可欠。
そして、高画質録画を実現するために開発されたのが、ブルーレイ・ディスクとHD DVDなのです。

なぜ起きた?次世代DVD戦争。ブルーレイ・ディスクとHD DVDの特徴。
ブルーレイ・ディスクとHD DVD両者の特徴はというと、ブルーレイ・ディスクは技術的には50ギガバイト超まで対応できる圧倒的大容量が魅力。しかし、現行DVDとの互換性がないのが弱点。
一方、HD DVDは、現行DVDとの互換性があるため、現行DVDレコーダーユーザーの移行は比較的容易だと思われるが、記録容量ではブルーレイ・ディスクには及ばない。
簡単にいえば、記録容量重視型のブルーレイ・ディスクに対し、現行DVDとの互換性を重視したHD DVD。
あなたならどっちを選ぶ?

コンテンツ(ソフト)供給メーカーの動向は?
メディア規格競争では、コンテンツを供給するソフトメーカーの動向が大きなファクターになるといわれています。そこで、大手映画会社の動向を見てみると、逆転に次ぐ逆転。VDDソフト販売シェア的に見る47%のシェアを持つ企業群が参加したのに対し、HD DVD陣営が約45%と拮抗。たとえ残りの8%が全てがどちらかの陣営についたとしても決定的な差違にはならず、映画コンテンツでは優劣つけ難い状況となっています。
結局、勝負は我々ユーザーが決める?!
アナログ(VHS)からデジタルへの移行期には、DVDで足並みの揃った業界も、NEXTメディアでは上記の通り両陣営に再び分裂。
機能面でも一長一短。さらに、映画コンテンツでも互角とあれば、最終的な判断はユーザーに委ねられるというのが大方の見方。
まあ、マスコミ的には広告収入などを考えると、現時点ではどっち陣営にも優劣つけられないというのが本音なのでしょうが.....。

これくる!的に予想してみよう!!
でも、あたりさわりのない情報羅列だけじゃつまんない!ってことで、これくる!的に独断と偏見により次世代DVD戦争の結末を大胆予想してみよう!
ハードを供給するメーカーを見てみると、ぱっと見の印象では、家電系中心のブルーレイ・ディスク陣営に対し、HD DVD陣営はPC系。
各陣営の顔ぶれだけみると、圧倒的にブルーレイ・ディスク陣営有利な感じ。だって、家電量販店などのAVコーナーなんかで、Panasonicやソニー、シャープを抑えて、HD DVD陣営が中心に並ぶなんて想像し難いものね。
しかし一方、NECやIBMだけでなくマイクロソフトの影響力で多くのPCにHD DVD標準搭載ということになれば、PCユーザーにとってはHD DVDが必需品ってことになるな。
う〜ん、なんだか予想するのが難しくなってきましたねぇ。
でもよくよく考えると、録画と再生にしか使わなかったビデオテーブの時代のVHS・
ベータ戦争のような“All or Nothing”の闘いにはならない気がしてきたな。
次世代DVDには、テレビを中心にしたお茶の間AVネットワークの中での映像レコーダーとしての役割とデジタルデータの記録メディアとしての役割があり、それらを分けて考えた方が正解かも.....。

レコーダーはブルーレイに軍配!
そこで、まずテレビを中心にしたお茶の間AVネットワークの中でのレコーダーとして考えてみることにしよう!
商品力と価格力で一気にDVDレコーダーのトップシェアを確立したPanasonic(松下電器)、固定ファンを多く持つソニー、液晶テレビでは一番人気のシャープは圧倒的ブランド力。そして3社が足並みを揃えて本格参戦すれば、弱点と思われている価格面でもあまり割高感のないかたちで登場してくるんだろうな。
それに、これまでの
DVDレコーダーの販売実績を考えると、DVDレコーダー所有者向けにDVD+ブルーレイのハイブリッド機もラインナップされると予想。ハイブリッド機や大容量HDD搭載機種が発売されれば、現行DVDとの互換性の問題はある程度はクリアになるし、長時間録画はやっぱり最大の魅力!
現行DVDとの互換性が高く、現在の製造ラインを流用できるため比較的安価で発売されることの予想されるHD DVD対応レコーダーを相手にしても、薄型テレビのラックに並ぶのはブルーレイ・レコーダーだと予想します。

HD DVDはPC中心の記録メディアに!
しかし、これくる!予想の通り次世代レコーダーとしての対決に負けたとしても、昔のVHS・
ベータ戦争のようにHD DVDが淘汰されるかというと、そうはならないと思うんだよね。
PCユーザーにとっては、既存ソフトや保有データがそのまま使えることが最優先。現行DVDとの互換性の高いHD DVDの方がいいに決まってる。しかも、マイクロソフトがHD DVD陣営に参加しているので、敢えてブルーレイをPCに搭載する意義が見出せません。PCにおけるNEXTメディアはHD DVDで決まりでしょ。

ブルーレイ・ディスクとHD DVDは共存共栄する。これ結論!
と、ここまで推測したようにこれくる!的には、テレビモニターで観るものとPCモニターで見るものでメディアの使い分けをしながら共存共栄していくというのが結論です。
将来的にどちらかに集約されるとすれば、録画した映像や記録した画像をPCで編集したり加工した上でテレビ鑑賞することが一般化した場合は、HD DVDがブルーレイを凌駕することになるでしょうね。また、HD DVDレコーダー陣営が、製造コストの優位性を活かし圧倒的低価格で発売した場合もその可能性はあります。
しかし現実的にはDVD登場以前のように、テレビの録画・再生はビデオテープ、PCのデータ保存はCD-Rみたいな感じで、ブルーレイ・ディスクとHD DVDを使い分けすることになると思います。
かくいうわたしがテレビっ子じゃない上、映像などを編集・加工なんて面倒なことをしない派だから?
皆さんの予想を聞かせてください! >>> ご意見はこちら

※価格に関する考察は、あくまで想像の域を脱しておりません。ご了承ください。
INDEX
ページTOPへ
NEXT